ダイエットにも効果があるプーアール茶の効能

プーアール茶は、中華人民共和国の雲南省南部や南西部を原産地とする黒茶と呼ばれる中国茶のひとつです。


その色は、緑から茶褐色（暗褐色）に近い色で、香りは生茶と熟茶では全く異なっており、それぞれに特徴があります。原産地の雲南省は、茶樹そのものの原産地とされていますが、プーアール茶も雲南省南部の少数民族の「ハニ族」などによって古くから伝承されてきたお茶です。


ねいじハニぞくイ族の自治県である1500メートル以上の山間部が原産場所で、栽培は雲南省最南部のシーサンパンナ・タイ族自治州などで行われています。


プーアール茶の歴史は古く、唐時代には南詔の銀生城付近の山地で採れるお茶として中国全土にも知られていた存在で、中国が雲南を領有した明時代には普?茶という名前で更に広く知られるようになりました。清時代に入ってからは雲南からの進貢品に指定されて朝廷でも愛飲されました。あの愛新覚羅溥儀も愛好したということです。


一時期は手間のかかる製造方法が敬遠され、生産が中止されたこともあったのですが、現在では中国でも生産が再開されて、東南アジア、欧米、日本などにも輸出されています。


更に最近ではプーアール茶の愛飲者が増加してきており、特に韓国での消費量が格段に増えたこともあって、値上がり傾向にあるようです。