ダイエットにも効果があるプーアール茶の効能

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プーアール茶の製法

プーアール茶の製法ですが、基本的には後発酵の方法によって２種類に大別されます。ひとつは加熱によって酸化発酵を止めた緑茶をコウジカビで発酵させる熟茶で、もうひとつは経年によって熟成させた生茶となりますが、生茶の場合には、加熱時に完全に酵素が失活していないので、その後天日乾燥をする際に更に酵素発酵が起こるとされています。

残存する酵素発酵を前提としているため、乾燥は必ず天日で行われますが、これを機械乾燥で行った場合は、酵素が完全に失活してしまい、プーアール茶ではなくて緑茶になってしまいます。

生茶は、緑茶を残存する酵素で発酵させた茶葉です。生産されてまだ日が浅い茶葉は極めて緑茶に近いのですが、年代を経るほどに、白茶様、烏龍茶様、紅茶様の香りとなって最終的にはプーアール熟茶に近い香りになります。数十年を超えるようなビンテージ品ともなると希少価値の高さもあって高価で取引されています。

日本で上質な生茶を入手するのは困難ですが、プーアール茶の知名度が向上してきたこともあり、最近はこうしたものを取り扱う業者も増えているようです。

熟茶は、プーアール生茶を多湿状態に置くことでカビによる発酵をして作られます。この方法は年代を経た茶葉の風味を短時間で量産できる方法として1973年から実施されており、生茶と比較して色が濃く暗褐色となっており、最近一般的に販売されているプーアール茶はこれになります。